リヒテンシュタインという国について
正式名称は「リヒテンシュタイン侯国(Furstentum Liechtenstein)」。世界でも数が少ない、侯爵が国家元首として民主議会制度を基礎とする世襲制立憲君主国です。
リヒテンシュタインの歴史
この国の始まりは、18世紀前半にオーストリアのハプスブルク家の大臣で、ウィーンの南方の領主だったリヒテンシュタイン家の侯爵・ヨーハン・アダム・アンドレアスが、山に囲まれたライン川沿いのファドゥーツとシェレンベルクの地を購入し、神聖ローマ帝国に侯国として認められた西暦1719年までにさかのぼります。
その後、隣国スイスとオーストリア、さらには第2次大戦中はナチスドイツに翻弄されながら現代に至っています。現在では、その侯爵の末裔であるハンス・アダムス2世がこの国の元首として在位しています。
リヒテンシュタインの地理
リヒテンシュタインはスイスとオーストリアに挟まれた、面積約160km²の小国です。人口は約3万5千人。首都はファドゥーツ(Vaduz)。ライン川流域の低地と東部の山岳地帯に分かれています。公用語はドイツ語、通貨はスイスフランを使用しています。
リヒテンシュタインの現状
低税率と安定した政治・経済環境を背景に、ヨーロッパ有数の金融センターとして発展しています。観光業や精密機器産業も盛んで、GDPは一人当たりでは世界トップクラスです。