リヒテンシュタインの気候と天気
ファドゥーツの現在の天気・1週間予報と、年間の気温・降水量
現在のファドゥーツの天気
1週間予報
各日の下の数字は降水確率です。気象データ:Open-Meteo(取得できない場合は表示されません)
バルザースのライブカメラ
ライブカメラ(Balzers):画像は約5分ごとに更新されます。提供:meteonews.net
標高 — 低地から山まで約2,170m
リヒテンシュタインは南北約25kmの小さな国ですが、標高差は約2,170mもあります。ライン川沿いの低地と山の上では、天気も気温もまったく違います。
年間の気温と降水量
ファドゥーツの月別の平均最高気温・平均最低気温(折れ線、左軸)と月間降水量(棒、右軸)です。
出典:1991〜2020年の平年値(MeteoSwiss/NOAA、Wikipedia「Vaduz」掲載値)。年平均は最高15.2℃・最低6.3℃、年間降水量は約940mmです。
ファドゥーツとマルブンの気候の違い
マルブン(標高約1,600m)は、ファドゥーツより標高が約1,100m高く、気温は一年を通して約7℃低くなります(標高が100m上がるごとに約0.65℃下がるという目安とも一致します)。
ファドゥーツは1991〜2020年の平年値です。マルブンは観測値ではなく、Open-Meteoの再解析データ(2011〜2025年)から求めた標高差による気温差を、ファドゥーツの平年値に当てはめた推定値です。
- 冬(12〜3月):マルブンは平均最高気温が0℃前後、最低は−8〜−9℃台まで下がる推定です。雪が降り、積もりやすい気候です。ファドゥーツは日中ならプラスの気温で、雪より雨になる日もあります。
- 夏(6〜8月):マルブンの平均最高気温は17℃前後と涼しく、ファドゥーツが25℃前後まで上がる日でも過ごしやすい気候です。朝晩は10℃を下回ることもあります。
- 服装:ファドゥーツからマルブンへバスで上がるときは、季節を問わず、羽織るものを一枚多く持っていくと安心です。山では天気も急に変わります。

季節ごとの目安と服装
リヒテンシュタインは西岸海洋性気候で、夏は暖かく雨が多く、冬は冷え込んで雪も降ります。降水量が多いのは6〜8月で、7〜8月は月に130〜145mmに達します。夏は天気が変わりやすいので、折りたたみ傘やレインウェアがあると安心です。
ハイキングに向くのは6〜9月です。日中は25℃前後まで上がりますが、朝晩は15℃前後まで下がるので、羽織るものを用意してください。山の上は平地より気温が低くなります。
冬(12〜2月)は平均最低気温が氷点下になります。防寒着と滑りにくい靴が必要です。降水量は少なく、1〜2月は月40mm前後です。スキーなら、マルブンなどのゲレンデで雪が楽しめます。
春(3〜5月)と秋(9〜11月)は日によって寒暖差が大きく、重ね着で調整するのが安心です。

山の雪は年々減っています(地球温暖化の影響)
リヒテンシュタインも例外ではなく、年々、山の雪が減っています。地球温暖化で気温が0℃になる高さが上がり、雪ではなく雨が降る標高が高くなっているためです。
スイスの雪を観測しているSLF(雪・雪崩研究所)によると、標高1,300m未満の多くの観測点で、雪の少ない冬になる傾向が統計的にもはっきり出ています。標高が低い場所ほど減少は明らかです。また、春の雪解けが早まり、地面が雪に覆われる日数も多くの観測点で減っています。一方、標高2,000m以上の真冬の積雪の深さには、はっきりした傾向は出ていません。
将来予測では、温室効果ガスの排出が減らない場合、今世紀末までに自然の積雪が最大で約70%減る可能性があるとされています。スキー場のシーズンの開始も、半月から1か月ほど遅くなる見込みです。
雪景色やスキーを目当てに訪れる方は、年によって積雪量が大きく変わるため、出発前に各スキー場の公式サイトで積雪とリフトの営業状況を確認してください。リヒテンシュタイン近郊のスキーはこちらの記事で紹介しています。
出典:SLF「Snow and climate change」
夏の暑さとエアコン — 予約時の注意
夏のリヒテンシュタインは日本並みに暑くなる日もあります。ところが、現地ではエアコンのある家が少なく、ホテルの客室にもエアコンがないことがよくあります。
ただし、湿度は低めなので、日陰に入れば日本ほど蒸し暑くはありません。朝晩は涼しくなる日が多く、窓を開けて風を通せば過ごせることも多いです。
とはいえ、猛暑の日は部屋の中がかなり暑くなります。夏(6〜9月)にホテルを予約するときは、エアコンの有無を必ず確認してください。予約サイトの設備欄で「Air conditioning(エアコン)」を探し、書かれていなければ宿に問い合わせると安心です。扇風機の貸出があるかも聞いておくとよいでしょう。ホテルの選び方はホテルのページにもまとめています。