リヒテンシュタインへの行き方
飛行機・鉄道・バスでのアクセス方法
※運賃・時刻は2026年10月時点で確認できた情報をもとにした目安です。乗車前にSBB・LIEmobilの公式情報でご確認ください。
スイス側から行く場合
リヒテンシュタインには空港がありません。海外から訪れる人のほとんどは、スイス側から入国します。最寄りの国際空港はチューリッヒ空港で、そこから電車でサルガンスへ向かうのが一般的です。
チューリッヒ空港からサルガンスへ
SBB(スイス国鉄)のチューリッヒ空港駅(Zürich Flughafen)から、まずチューリッヒ中央駅(Zürich HB)行きの電車に乗り(約10分おきに運行)、中央駅でサルガンス(Sargans)方面の電車に乗り換えます。



空港からサルガンスまでは、乗り換えを含めて1時間あまりです。運賃は購入時期や方法で変わるため、SBBアプリまたは sbb.ch でご確認ください。旅行予約サイトでは、片道20〜26ユーロ前後で表示されることもあります(2026年時点の目安)。
サルガンス方面の電車は、日中は30分に1本、夜は1時間に1本です。終電は深夜0時ごろなので、夜遅くの移動は乗り遅れに注意してください。
座るなら進行方向左側の窓際がおすすめです。チューリッヒ湖(Zürichsee)やヴァーレン湖(Walensee)の美しい湖畔の景色が楽しめます。


乗り降りの際は、自分でボタンを押さないと扉が開かない車両があります。

サルガンスからリヒテンシュタイン国内へ
サルガンス駅からは、ライム色の車体が目印のリヒテンシュタイン・バス(LIEmobil)でファドゥーツ方面へ行けます。バス停は、電車を降りて階段を上がった右手にあります。


本数の目安:サルガンス駅発は、日中は30分おき(毎時14分・44分ごろ)、夜は1時間に1本程度です。始発は5:44ごろ、最終は22:44ごろです。ファドゥーツ(Vaduz Post)方面へは深夜0時ごろまで便があります。
路線番号:LIEmobilの公式時刻表では「88.011」、観光案内では「12E」と書かれていることがあります。乗る前にバス停の表示で確認してください。
ブックス(Buchs)経由なら、鉄道でブックス駅まで行き、リヒテンシュタイン方面のバスや、シャーン・ナンデルンを通ってフェルトキルヒへ向かう列車に乗り換えられます。
運賃(LIEmobilバス)
下表は「通常」と「割引」の運賃です(単位:CHF)。
| 区分 | 通常 | 割引 |
|---|---|---|
| 近距離(ショートディスタンス) 片道 | 2 | 2 |
| 1ゾーン 片道 | 3 | 2.50 |
| 2ゾーン 片道 | 4 | 3 |
| 3ゾーン以上 片道 | 5 | 3.50 |
| 1日券(1ゾーン) | 5 | 4 |
| 1日券(2ゾーン) | 7 | 5 |
| 1日券(3ゾーン以上) | 9 | 6 |
| 1日券(全ゾーン) | 12 | – |
支払い:車内でクレジットカード(タッチ決済)か、CHF・ユーロの現金で払えます。SBBアプリでも購入できます。
スイスの交通パス:GA、ハーフフェア・トラベルカード、スイス・トラベル・パスはLIEmobilでも使えます。ハーフフェア・トラベルカードでは片道券と1日券が割引になります。
国境を頻繁に行き来する方へ:2026年6月1日から、フェルトキルヒとリヒテンシュタインで共通して使える新運賃が始まりました。LIEmobilの年間パスは全ゾーンでCHF 370、2ゾーンでCHF 280です。
フェルトキルヒ・オーストリア側から行く場合
オーストリア側からは、フェルトキルヒ(Feldkirch)でリヒテンシュタインのバスに乗り換えます。フェルトキルヒからはナンデルン・シャーン・ファドゥーツ方面へ、バスが30分ごとに走っています。ミュンヘンやウィーンからは、フェルトキルヒ行きの電車が便利です。
レンタカーで来る場合
チューリッヒ空港でレンタカーを借り、高速道路A3・A13を経由してサルガンス方面へ向かいます。国境はほぼ止まらずに通過できますが、スイスの高速道路を走るには「ヴィニエット(Vignette)」と呼ばれる通行券(年間 約 CHF 40)が必要です。
SBB Mobile(SBBモバイル)アプリの使い方
スイスの鉄道・バスのチケットは、SBB Mobileアプリがいちばん便利です。チケット購入、乗り換え案内、EasyRide(自動運賃計算)がひとつにまとまっています。App StoreまたはGoogle Playで「SBB Mobile」をインストールしてください。
登録と支払い方法:アカウントを作成し、支払い方法を登録します。Visa、Mastercard、American Express、Diners Club、PostFinance Pay、Twint、Reka cardなど、最大5つまで登録できます。Apple PayはEasyRideでは使えません。
チケットの購入:「Tickets & Travelcards」タブで区間を選んで購入します。
EasyRide(イージーライド)の使い方
EasyRideは、乗るときと降りるときにアプリの画面をスライドするだけで、その日の利用をまとめて計算し、いちばん安い運賃を請求してくれる仕組みです。毎回切符を買う必要がありません。

乗る前:アプリの「EasyRide」タブで、左から右へスライドしてチェックインします。成功すると「Tickets & Travelcards」タブのQRコードに赤いチェックマークが付きます。出発する乗り物の前に必ず済ませてください。
乗り換え:途中で長い休憩をはさまない限り、乗り換えのたびに操作する必要はありません。
降りたとき:降車後、右から左へスライドしてチェックアウトします。アプリが位置情報とモーションセンサーで経路を判断し、運賃を計算して登録した支払い方法に請求します。
料金の仕組み:1日の合計が1日券の料金を超えた場合は、1日券の料金が上限になります。ハーフフェア・トラベルカードを持っている場合は、その割引が適用されます。
注意点:チェックアウトを忘れたときは、アプリを開き直すか、5分以上機内モードにしてから開くと、チェックアウトされることがあります。間違えてチェックインした場合は、数秒以内なら取り消せます。
対象範囲:EasyRideはスイス国内の鉄道・路線バス・船などで使えます。LIEmobilのバスが対象かどうかは公式資料に明記がないため、乗車前にSBBの対象範囲地図で確認してください。