リヒテンシュタインの概要

リヒテンシュタインの概要

国の基本情報と、ライン川・ボーデン湖周辺の概要

ラインバレーとは

ラインバレー(Rheintal)は、ドイツ語で「ライン川の谷」という意味で、ライン川沿いのリヒテンシュタインとその周辺一帯を指します。

このサイトでは、ライン川がボーデン湖に注ぐ河口付近から、スイス側のマイエンフェルトあたりまでをご案内します。

この一帯のライン川は低地を流れ、川沿いの平野の標高はおよそ400〜500メートルです。一方、周囲のアルプスの山々は3,000メートル近くに達し、そのダイナミックな高低差がラインバレーの景観の大きな魅力です。

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リヒテンシュタイン
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LIECHTENSTEIN

リヒテンシュタイン公国

ファドゥーツ・シャーン・トリーゼンベルグ・トリーゼン・バルツァース・マルブン

SWITZERLAND

スイス側ラインバレー

ザルガンス・マイエンフェルト・ブッフス・バードラガーツ・クール・ダヴォス・アローザ・フリムス・レンツァーハイデ

AUSTRIA

フォアアールベルク州

フェルトキルヒ

※一部に2008年時点の情報を含みます。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。

リヒテンシュタインという国について

正式名称は「リヒテンシュタイン侯国(Fürstentum Liechtenstein)」です。侯爵(Fürst)を国家元首とし、議会制民主主義を土台とする世襲の立憲君主国で、世界でも珍しい国のかたちです。

リヒテンシュタインはスイスとオーストリアに挟まれた小さな国で、面積は約160平方キロメートル。面積では世界で6番目に小さな国で、人口は約4万人です。

リヒテンシュタインの現状

現在のリヒテンシュタインは、金融業と精密機械などの製造業で栄える、世界有数の豊かな国です。一人当たりGDPは世界でもトップクラスで、失業率も低い水準を保っています。

通貨はスイスフランで、スイスとの国境は自由に行き来できます。観光では、ファドゥーツ城やリヒテンシュタイン美術館、美しい山の景色が人気です。

リヒテンシュタインの歴史

この国の始まりは、ハプスブルク家に仕えたウィーンの名門リヒテンシュタイン家が、ライン川沿いのシェレンベルク(1699年)とファドゥーツ(1712年)の領地を買い取ったことにさかのぼります。1719年、神聖ローマ皇帝カール6世がこの2つの領地を合わせて「リヒテンシュタイン侯国」とし、現在の国のかたちが生まれました。

その後は、隣国のオーストリアやスイス、第二次世界大戦中のナチス・ドイツなど、周辺の大国の影響を受けながら独立を守ってきました。現在の元首はハンス=アダム2世で、2004年からは長男のアロイス侯太子が摂政として国政を担っています。

西暦出来事
1342年ファドゥーツ伯爵領成立
1699年ヨーハン・アダム・アンドレアス侯爵、シェレンベルク領を購入
1712年同侯爵、ファドゥーツ伯爵領を購入
1719年リヒテンシュタイン、神聖ローマ帝国領の侯国に昇格
1806年ライン同盟に加盟し、主権国家となる
1924年スイスとの関税同盟が発効。スイスフランを通貨として導入
1990年国連加盟

リヒテンシュタイン国旗・国歌

リヒテンシュタインの国旗

国旗は青と赤の横2色で、左上に金色の侯爵の冠が描かれています。1936年のベルリン・オリンピックでハイチの国旗と同じデザインだとわかったことをきっかけに、翌1937年に冠が加えられました。

国歌は「オーベン・アム・ユンゲン・ライン(Oben am jungen Rhein/若きライン川の上に)」です。メロディーはイギリス国歌「ゴッド・セーブ・ザ・キング」と同じです。

リヒテンシュタインの地理

リヒテンシュタインはアルプスの山あいにあり、ライン川に沿って南北に細長く広がっています。首都はファドゥーツ(Vaduz)です。国の西側にはライン川沿いの平野が広がり、東側にはアルプスの山々が連なります。

最高峰はグラウシュピッツ(Grauspitze)で標高2,599m。国土の約40%が山岳地帯です。西隣のスイス・ザンクトガレン州のブックスやサルガンスからは、バスや電車で簡単にアクセスできます。

低地(Unterland)と高地(Oberland)

南北に細長い国土のうち、北部の低地を「Unterland(ウンターラント)」、南部の高地を「Oberland(オーバーラント)」と呼びます。どちらも選挙区の名前として使われています。

Unterland(低地)は、Ruggell、Schellenberg、Gamprin、Eschen、Mauren の5町村です。

Oberland(高地)は、Schaan、Planken、Vaduz、Triesenberg、Triesen、Balzers の6町村です。

標高

国内で最も低い地点は Ruggell にある Bangserfeld の約429mで、ライン川沿いの低地にあたります。最も高い地点は Triesen の Vorder Grauspitz で約2,599mです。南端には Mazorakopf/Falknishorn(約2,452m)もあります。

出典:Wikipedia「Municipalities of Liechtenstein」「Geography of Liechtenstein」

リヒテンシュタインの気候

リヒテンシュタインは西岸海洋性気候に属します。夏は暖かく雨が多く、冬は冷え込んで雪も降ります。ファドゥーツ周辺の年間降水量は約940mmで、一年を通して雨が降ります。山あいや標高の高い地域は、平地より気温が低くなります。

月別の気温・降水量のグラフ、マルブンとの気候の違い、現在の天気と1週間予報は、「リヒテンシュタインの気候と天気」のページでご覧いただけます。

時差とサマータイム

🇱🇮 リヒテンシュタイン(現地時刻)

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🇯🇵 日本時間

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時差を計算中…

リヒテンシュタインはスイスと同じ中央ヨーロッパ時間(CET、UTC+1)を使っています。日本(UTC+9)より冬は8時間遅く、夏は7時間遅い時間です。たとえば、日本が午後8時のとき、現地は冬は正午、夏は午後1時になります。

サマータイム(夏時間)のしくみ

リヒテンシュタイン、スイス、EU諸国では、夏の間だけ時計を1時間進めるサマータイム(夏時間、CEST、UTC+2)を実施しています。日本にはサマータイムがないため、切り替わると時差が変わります。

時間日本との時差期間
冬時間CET(UTC+1)8時間10月最終日曜日〜3月最終日曜日
夏時間CEST(UTC+2)7時間3月最終日曜日〜10月最終日曜日
  • 3月の最終日曜日の午前2時に、時計を午前3時へ1時間進めます(夏時間の開始)。
  • 10月の最終日曜日の午前3時に、時計を午前2時へ1時間戻します(夏時間の終了)。
  • 2026年は3月29日に開始し、10月25日に終了します。2027年は3月28日に開始し、10月31日に終了します。
  • スマートフォンの時計は、自動で切り替わります。切り替え日の前後は、電車・バスの時刻や、フライトの時刻表示が現地時間であることに注意してください。

電源とコンセントの形状

リヒテンシュタインの電圧は230V・周波数50Hzで、日本の100Vより高くなっています。コンセントは、スイスと同じJ型(3本ピン)が主流です。

項目内容
電圧・周波数230V・50Hz(日本は100V・50Hzまたは60Hz)
コンセントの形状J型(スイス型)。ヨーロッパ標準のC型プラグ(2本ピン)も差し込めます
日本のプラグそのままでは使えないので、変換プラグが必要です
  • 変換プラグ:J型とC型の両方に対応したものがあると安心です。ドイツなどで使われるF型(シュコ型)は、J型の穴に入らないことが多いので、旅行用にはC型付きまたはスイス(J型)対応のものを選んでください。
  • 電圧の確認:スマートフォン、パソコン、カメラの充電器などは、ほとんどが「100-240V」対応で、変換プラグだけで使えます。製品やACアダプターの表示で、「INPUT 100-240V」と書かれていれば安心です。
  • 注意が必要な機器:ヘアアイロン、ドライヤー、電気シェーバー、湯沸かしポットなど、100V専用の製品は、230Vでは故障や発火の恐れがあります。変圧器か、海外対応の製品を使ってください。
  • ホテルでの備え:部屋のコンセントの数が少ないことがあるので、短い延長タップやUSB充電器があると便利です。

スイスのコンセントはJ型で、リヒテンシュタインも同じ規格です。

電話と市外局番

項目内容
国番号423(電話番号では「+423」と書きます)
市外局番ありません。国内はどこでも7桁の番号をそのままかけます
日本からかける国際電話の識別番号+423+7桁の番号(例:010-423-xxx-xxxx)。スマートフォンなら「+423xxxxxxx」でかけられます
現地から日本へ00-81+先頭の0を除いた日本の番号(例:090の場合は00-81-90-xxxx-xxxx)
緊急電話112(全般)、警察117、消防118、救急144

かつてはスイスの市外局番(075)を使っていましたが、1999年に独自の国番号へ切り替わりました。古いガイドブックやサイトでは、今も「075」と書かれていることがあります。

郵便と郵便番号

  • 郵便番号:リヒテンシュタインの郵便番号は、国名の略号「FL」を付けた「FL-9490」のような形で書きます。数字は9485〜9498の4桁です。ファドゥーツはFL-9490、シャーンはFL-9494です。住所は「通り名+番号、FL-郵便番号+町名」の順に書きます(例:Städtle 37, FL-9490 Vaduz)。海外から出すときは、最後の行に国名(LIECHTENSTEIN)も書いてください。
  • 郵便会社:郵便はリヒテンシュタイン郵便(Liechtensteinische Post AG)が運営しています。郵便局は各町にあり、ファドゥーツの局が中心です。国の郵便切手は、世界のコレクターに人気のおみやげです。
  • 絵はがきと切手:絵はがきを出すときは、リヒテンシュタインの切手を貼ってポストへ入れてください。切手は郵便局や観光案内所の切手売り場で買えます。日本宛ての料金は、出す前に窓口でご確認ください。
  • スイスとの関係:リヒテンシュタインは郵便の面でもスイスと近い関係にあります。ただし、切手は国ごとに発行されているので、スイスの切手と混同しないようにしてください。

通信会社(携帯電話・インターネット)

  • FL1(Telecom Liechtenstein):国内で最も広く使われている通信会社です。ファドゥーツやシャーンに店舗があります。
  • Salt(Salt Liechtenstein):スイスのSaltと設備を共有している通信会社です。
  • 国境付近のローミング:スイスとの国境近くでは、スマートフォンがスイスの基地局につながることがあります。EUの「国内と同じ料金で使える」ルールはリヒテンシュタインには適用されません。日本の携帯会社の海外ローミング料金や、国別の対象地域を、出発前に確認してください。
  • SIMとeSIM:日本から行く場合は、出発前に海外用eSIMを準備しておくと、着いてすぐ使えます。現地でSIMを買うときは、パスポートが必要です。スイスのチューリッヒ空港でも、スイスのSIMが買えます。
  • Wi-Fi:ホテルやカフェ、観光案内所で、無料Wi-Fiが使えることが多いです。

📶 eSIMの簡単な買い方:チューリッヒ空港の LEBARA がおすすめ

  • 場所:チューリッヒ空港の荷物受け取りコンベヤーのすぐ横にある LEBARA のカウンターです。26番コンベヤーの正面にあります。空港を出てしまうと探すのが難しいので、到着時に買うのが簡単です。
  • 料金:2週間、インターネット使い放題で CHF 20。通話やSMSもできるプランは CHF 30 です。
  • 所要時間:手続きは約10分で終わり、荷物が出てくる頃には、もうインターネットが使えるようになっていました。
  • 営業時間(空港):7:00–16:00
  • 空港の外で買うなら:チューリッヒ中央駅の地下1階、バーンホーフ通り(Bahnhofstrasse)のちょうど下あたりにある yallo の店内で、LEBARA が買えます。こちらは20:00まで営業しています。
チューリッヒ空港の荷物受け取りエリア。左に免税店とモバイルコーナー
チューリッヒ空港の荷物受け取りエリア。左手に免税店とモバイルコーナー
チューリッヒ空港のLEBARAの看板(yalloのカウンター)
空港のモバイルコーナー。LEBARAのSIMの看板が目印
チューリッヒ中央駅の地下1階にあるyallo(LEBARAも買える)
チューリッヒ中央駅の地下1階のyallo。「Hier erhältlich: LEBARA」の表示がある

通信会社や料金は変わることがあります。ご利用の前に、各社の公式サイトでご確認ください。