リヒテンシュタインへの入国とビザ

リヒテンシュタインへの入国とビザ

入国手続き・国境越えガイド(2026年10月時点の情報)

※ 2026年10月に公的機関の情報とあわせて確認した内容です。入国規制は変わる可能性がありますので、出発前に最新情報をご確認ください。

入国の基本(シェンゲン圏)

リヒテンシュタインは2011年12月19日からシェンゲン協定を全面適用しています。スイスやオーストリアとの国境では、常設の出入国審査はありません。ライン川にかかる橋や道路を、自由に行き来できます。

日本国籍の方は、観光目的であればビザなしで滞在できます。シェンゲン圏内では180日間のうち最大90日までが目安です。パスポートは発行から10年以内のもので、出国予定日から3か月以上の残存期間が必要です。

空港から入る場合(EESの登録)

チューリッヒ空港など、シェンゲン圏の外側の空港から入国する場合は、EUの出入国管理システム(EES)による登録が行われることがあります。指紋と顔写真の登録があり、登録は無料です。初回の入国時は、審査の前に登録ブースに案内されることがあります。

11歳以下のお子さまは指紋の登録が不要で、顔写真のみです。混雑で待ち時間が長くなることがあるので、乗り継ぎや出発の時間には余裕を持ちましょう。

陸路で入る場合(バス・車・徒歩)

バスや車でスイス側やオーストリア側から入る場合も、通常は停車や審査はありません。ただし、国境付近では警察や税関が随時チェックを行うことがあります。パスポートや身分証明書は、手元に用意しておくと安心です。

関税については、リヒテンシュタインはスイスと関税同盟を結んでいます。税関の手続きや持ち込みの規則は、スイスの税関制度に従います。

パスポートスタンプについて

「この国に来た記念がほしい」という方は、パスポートに記念スタンプを押してもらえます。場所はVaduz Post(郵便局)の裏手にある観光案内所で、料金はCHF 2です(変わることがあります)。

このスタンプは記念品であり、ビザとしての効力はありません。

観光案内所で押してもらえるパスポートスタンプ(FÜRSTENTUM LIECHTENSTEIN Tourist Office、2025年8月)
観光案内所で押してもらえるパスポートスタンプ(2025年8月)

歩いて国境を渡ってみよう

リヒテンシュタインには、歩いて渡れる国境が9か所あります。内訳は、オーストリアへの陸路が3本、スイス側のライン川の橋が5本、スイス側の陸路が1本です。そのうち代表的な3か所について、詳しい特集ページを用意しています。

① ライン川の橋(スイス/トゥルーバッハ〜バルザース):バスを降りて橋を渡ると、川の途中が国境です。次のバス停まで、歩いて10分足らずです。国境の施設はなく、ライン川にはスイスへの橋が5本かかっています。
👉 詳しくはこちら(ライン川の国境の橋)

② シャーンヴァルト(オーストリア):いちばん交通量が多い国境で、リヒテンシュタインのバスも通ります。国境の手前と奥にバス停があり、歩いて渡れます。スイス側とオーストリア側の2つの税関がありますが、基本的にパスポートチェックはありません。オーストリアでの免税手続きの話も紹介しています。ほかにも、税関なしでオーストリアへ通じるローカルな道が2本あります。
👉 詳しくはこちら(シャーンヴァルトの国境)

③ バルザース〜マイエンフェルト(スイス/陸の国境):牧草地を抜ける道に、リヒテンシュタインの国旗とスイスの看板が立っているだけの、のんびりした国境です。バルザースの町から歩くと20分以上かかります。
👉 詳しくはこちら(バルザース〜マイエンフェルトの陸の国境)

以前の入国情報について

このページは以前、2003〜2008年の情報をもとに書かれていました。2008年頃には、スイスとリヒテンシュタインの国境で監視や検問を強める計画もありましたが、2011年のシェンゲン全面適用により常設の国境管理はありません。

渡航の前には、外務省の海外安全情報や、スイス・リヒテンシュタインの公式情報をあわせてご確認ください。